お子様の健やかな成長を願って飾られてきた五月人形。しかし、「子どもが大きくなり、もう飾らなくなった」「立派だけれど、保管場所に困っている」といった理由で、その処分に頭を悩ませている方は少なくありません。
特に、以下のようなお悩みを持つ方が非常に多いのではないでしょうか。
- 「こんなに古い鎧兜なんて、誰も欲しがらないだろう」
- 「価値があるとは思えないし、捨てるしかないのでは」
- 「愛着があって捨てるのは忍びないけれど、置き場所が限界だ」
多くの方が「売れない」と思い込んでいる五月人形ですが、結論から言うと、買取できるケースは数多く存在します。たとえ近所のリサイクルショップで買取を断られたとしても、節句人形の価値を正しく判断できる専門の買取業者であれば、思わぬ値段が付くことも珍しくありません。
この記事では、五月人形(鎧兜・兜飾り・ケース飾りなど)の買取相場、どのような五月人形が売れるのか、そして少しでも高く売るためのコツや、リサイクルショップと専門業者の違いについて、誰にでも分かりやすく徹底的に解説します。
五月人形は買取できる?結論:処分する前に査定するのが正解
「五月人形は中古では売れない」というイメージが先行しがちですが、実際には確かな中古需要が存在します。その背景には、以下のような理由が挙げられます。
- 新品は高額なので中古で探す人がいる:本格的な五月人形は数十万円することも珍しくなく、少しでも費用を抑えたいと考えるご家庭が中古品を選択肢に入れています。
- 有名メーカー品は価値が残りやすい:老舗の人形店や有名ブランドの製品は、品質の高さと信頼性から中古市場でも人気があり、価値が落ちにくい傾向にあります。
- 鎧兜は海外からの人気もある:日本の武将文化や甲冑の造形美は、海外のコレクターや日本文化の愛好家から非常に高い人気を誇ります。装飾品として鎧兜を求める外国人も多いのです。
- コンパクト飾りの需要が増えている:現代の住宅事情に合わせて、省スペースで飾れるコンパクトな兜飾りや収納飾りの人気が高まっており、中古市場でも活発に取引されています。
- 作家物・高級品はコレクターが存在する:著名な甲冑師や人形師が手掛けた作品は、美術品や工芸品としての価値を持ち、熱心なコレクターが探しています。
これらの理由から、五月人形は単に「処分費用を払って捨てるもの」ではなく、**売却できる可能性を秘めた「資産」**として捉えるべきジャンルなのです。安易に処分を決める前に、一度その価値を確認することが賢明な選択と言えるでしょう。
五月人形が売れないと思われる理由|鎧兜は本当に価値がないのか?
では、なぜ多くの人が「五月人形は売れない」と思い込んでしまうのでしょうか。そのイメージが広まっている背景には、主にリサイクルショップでの経験が関係しています。
リサイクルショップで断られることが多いから
五月人形は端午の節句という特定の時期にしか需要が集中しない「季節商品」です。リサイクルショップにとっては、一年中在庫として抱えるにはリスクが高く、売れ残りやすい商品と見なされます。そのため、多くの店舗では最初から買取対象外としていたり、非常に低い査定額しか提示しなかったりします。
サイズが大きく、在庫管理が難しいから
特に伝統的な鎧飾りはサイズが大きく、全ての部品を収める箱もかさばります。限られた店舗スペースで商品を管理するリサイクルショップにとって、大型の五月人形は保管コストがかかる厄介な存在です。これが、買取を敬遠される大きな理由の一つとなっています。
価値を見極められるスタッフが少ないから
五月人形の価値は、一見しただけでは判断が難しい非常に専門的な領域です。同じ「兜飾り」であっても、その価値は以下の要素によって大きく変動します。
- どのメーカー、ブランドの製品か
- 著名な甲冑師による「作家物」かどうか
- 使用されている金具や装飾の品質、素材(正絹、純金鍍金など)
- 縅(おどし)や吹返しといった部分の細工の精巧さ
リサイクルショップのスタッフの多くは、このような専門知識を持ち合わせていません。そのため、正しい査定ができず、リスクを避けるために一律で「買取不可」としたり、二束三文の値段を付けたりすることが大半なのです。
しかし実際は「売れる五月人形」も多い
リサイクルショップで断られた経験から「やっぱり価値がないんだ」と諦めてしまうのは早計です。節句人形を専門に扱う買取業者であれば、話は全く異なります。専門業者は、
- 節句人形を求める顧客層への独自の販路を持っている
- 海外のコレクターやバイヤーへの販売ルートを確立している
- 豊富な知識とデータで、作家やメーカーを正確に判別できる
といった強みを持っています。そのため、リサイクルショップでは価値が見出されなかった五月人形でも、専門業者なら正当な評価額を提示し、買取できる可能性が格段に高まるのです。
五月人形の種類|鎧兜・兜飾り・ケース飾りで買取価格は変わる
五月人形と一括りに言っても、その種類はさまざまです。種類によって特徴や市場での需要が異なり、買取価格にも影響します。
鎧飾り(よろいかざり)
兜、胴、大袖などが揃った、全身を保護する甲冑の飾りです。五月人形の中では最も格式高く、豪華なタイプとされています。精巧な金物細工や美しい縅糸が施された作品が多く、工芸品としての価値が評価されやすいのが特徴です。特に有名甲冑師が手掛けたものは高価買取が期待でき、査定対象になりやすい筆頭です。
兜飾り(かぶとかざり)
鎧飾りの兜の部分だけを独立して飾るタイプです。鎧飾りよりもコンパクトで、現代の住宅事情にもマッチするため非常に人気があります。特に、飾り台がそのまま収納箱になる「収納飾り」や、さらに小型化された「コンパクト兜飾り」は中古市場での需要が高く、状態が良ければ積極的に買取されます。
ケース飾り(ガラスケース入り)
兜や武者人形がガラスやアクリル製のケースに収められたタイプです。ケースによって人形がホコリや汚れから守られているため、長年飾っていても比較的良好な状態が保たれていることが多いのがメリットです。査定額も安定しやすいですが、ケースにひび割れや曇り、傷があると評価が下がってしまいます。
収納飾り(箱にしまえるタイプ)
飾り台が収納箱を兼ねており、兜や弓太刀などをすべてその中にしまえる人気の形式です。機能性とデザイン性を両立しており、近年の五月人形の主流となっています。中古市場でも探している人が多いため、状態が良ければ買取の対象となりやすいジャンルです。
武者人形(大将飾り)
特定の武将や、可愛らしい子どもの姿を模した人形が主役の飾りです。「子供大将」とも呼ばれます。人形の顔立ちや衣装の作りが査定のポイントとなり、有名人形師の作品や、表情が豊かで作り込まれたものは評価が高くなります。
付属品(屏風・弓太刀・名前札・飾り台)
五月人形は、本体だけでなく屏風、弓太刀、かがり火、飾り台といった付属品がすべて揃って一つの「セット」として完成します。これらの付属品が揃っているかどうかは査定額に大きく影響するため、非常に重要なポイントです。
五月人形の買取相場は?価格が決まる基準を解説
五月人形の買取相場は、数千円から、作家物や高級品であれば数十万円以上と非常に幅広く、一概に「いくら」とは言えません。価格は様々な要素を総合的に評価して決まります。
五月人形の買取価格が決まるポイント
買取価格を左右する主な査定ポイントは以下の通りです。
- メーカー・ブランド:久月や吉徳大光といった老舗や有名ブランドのものは信頼性が高く、評価されやすいです。
- 作家物かどうか:平安道斎、加藤鞆美、辰広といった著名な甲冑師の銘が入った作品は、美術品としての価値が付加され、高額査定の対象となります。
- 購入時の価格帯:購入時に高価だったものは、それだけ良い素材や手間がかけられている証拠であり、査定額も高くなる傾向があります。
- 保存状態:カビ、シミ、金属部分のサビ、虫食い、日焼けによる変色などがないか、細かくチェックされます。状態が良いほど高評価です。
- 付属品の有無:前述の通り、屏風や弓太刀、作札、共箱(購入時の箱)などが揃っているかは非常に重要です。
- 箱や説明書の有無:購入時の箱(共箱)や説明書、保証書があると、本物である証明となり、査定がスムーズに進み、評価も上がります。
- コンパクトタイプか大型タイプか:現在はコンパクトなタイプに需要が集中する傾向がありますが、大型の鎧飾りでも作家物であれば高い価値が付きます。
高価買取が期待できる五月人形の特徴
特に、以下のような特徴を持つ五月人形は高評価に繋がりやすいです。
- 有名メーカー品(久月、吉徳大光、東玉、宝童など)
- 有名甲冑師の銘が入った作家物の鎧兜
- 兜の吹返しや鍬形(くわがた)に精巧な彫金や透かし彫りが施されている
- 長期間保管されていたとは思えないほどカビやサビがなく、状態が非常に良い
- 共箱、作札、屏風、弓太刀など付属品がすべて完璧に揃っている
買取が難しいケースもある
一方で、残念ながら買取が不可となったり、査定額が大幅に下がったりするケースもあります。
- 全体にカビが生え、強いカビ臭や防虫剤のにおいが染み付いている
- 金属部分に目立つサビや緑青が発生している
- 兜の鍬形が折れているなど、主要なパーツが欠品・破損している
- ガラスケースが大きく割れている、またはひびが入っている
- ノーブランドの大量生産品で、状態も良くないもの
ただし、このような状態であっても、業者によっては他の不用品とまとめてであれば対応してくれたり、部品としての価値を見出してくれたりすることもあります。諦める前に一度相談してみる価値はあるでしょう。
五月人形が買取されやすいメーカー・ブランドは?
五月人形の価値を判断する上で、「どこの製品か」は非常に重要な手がかりとなります。購入時の箱や、人形と一緒に入っている木札(作札)、説明書などにメーカー名や作家名が記載されていることが多いので、査定前に必ず確認しておきましょう。
以下に代表的なメーカー・ブランドを挙げます。
- 久月(きゅうげつ):「人形の久月」として知られる江戸時代創業の老舗。品質、知名度ともにトップクラス。
- 吉徳大光(よしとくたいこう):こちらも江戸時代から続く老舗で、「顔がいのちの吉徳」のCMでもお馴染み。
- 東玉(とうぎょく):人形の街・岩槻を代表するメーカーの一つ。伝統と革新を両立した作風が人気。
- 平安道斎(へいあんどうさい):精巧で重厚な作りの甲冑で知られる名工。作家物の中でも特に評価が高い。
- 秀月(しゅうげつ):全国的に知られる人形専門店。オリジナル商品も多数展開。
- その他人形のまち岩槻系のブランド:埼玉県さいたま市岩槻区は日本人形の生産地として有名で、多くの工房やブランドが存在します。
これらのメーカー品や有名作家の作品は、中古市場でもブランド価値が認められており、安定した需要があるため、査定の対象となりやすいと言えます。
五月人形を高く売るためのコツ|査定前にやるべきこと
愛着のある五月人形を、少しでも有利な条件で買い取ってもらうためには、査定前のちょっとした準備が重要になります。
付属品をすべて揃える(これが最重要)
五月人形は、本体と付属品が揃って初めて価値が最大化される「セット商品」です。査定に出す前には、押入れや物置の奥まで探し、以下の付属品が揃っているか確認しましょう。
- 屏風
- 弓太刀(ゆみたち)
- 飾り台
- 共箱(購入時のオリジナルの箱)
- 作札(作家やメーカー名が書かれた木札)
- 説明書、保証書
特に共箱と作札は、その五月人形の素性を証明する重要なアイテムです。これらがあるだけで査定士の信頼度が上がり、買取がスムーズに進みます。名前が書かれた木札(名前札)も、セットの一部として査定に含めることが多いため、一緒に準備しておきましょう。
軽くホコリを落とす(やりすぎはNG)
長年しまっていた五月人形にはホコリが積もっているものです。査定前に、筆や毛ばたき、乾いた柔らかい布などを使って、優しくホコリを払っておきましょう。見た目の印象が良くなるだけで、査定士の心証も変わります。
ただし、水拭きや洗剤の使用は絶対に避けてください。シミや変色、金属部分のサビの原因となり、かえって価値を下げてしまいます。
無理に分解しない
鎧兜は非常に複雑な構造をしています。ホコリを払うために無理に分解すると、元に戻せなくなったり、紐が切れたり部品を破損させたりするリスクがあります。組み立てた状態で飾っていた場合は、そのままの状態で査定に出すのが最も安全です。
売る時期は「3月〜4月」が狙い目
五月人形は季節商品であるため、需要が高まる時期に売るのが有利です。具体的には、端午の節句に向けて人々が五月人形を探し始める3月上旬から4月中旬頃がベストシーズンと言えます。買取業者も在庫を確保したい時期なので、通常期よりも積極的な査定が期待できる場合があります。
捨てる前に必ず査定する
最も重要なことは、「どうせ売れないだろう」と自己判断で処分しないことです。処分するには費用がかかる上、もし価値のある品だった場合、大きな機会損失になります。五月人形の処分を考えたら、まずは専門業者に査定を依頼する。これを基本と考えましょう。
まとめ|五月人形は処分前に買取査定が正解。リサイクルショップより専門業者がおすすめ
これまで見てきたように、お子様の成長を見守ってくれた五月人形は、「売れない不用品」とは限りません。
- 鎧兜・兜飾りでも、買取できる可能性は十分にある
- 有名メーカー品や著名な作家物なら、古くても高い価値が残っていることがある
- リサイクルショップでは価値を判断できず断られやすいが、専門業者なら正しく査定できる
- 処分費用を払って捨てる前に査定を依頼することで、思わぬ収入になる可能性がある
という特徴があります。
「もう飾らないから」とゴミとして処分してしまう前に、その五月人形が持つ本当の価値を確認してみませんか。手間や費用をかけて処分するよりも、まずは専門の買取業者に相談し、査定を依頼することが最も賢明な選択です。大切な思い出の品が、次の世代へと受け継がれるかもしれません。
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